従来のフォールデッド・大ポールアンテナは半波長ダイポールアンテナに平行した形で別の金属を置いたアンテナで、先端同士を接続した形状のものが多く、原理上から適合する周波数の帯域がせまく、八木アンテナの給電部に使われています。
正規状態の受信パターンは8の字状になりますが従来の無嗜好性アンテナは広帯域・無嗜好性の受信を可能にするため受信面積を広くし、ループ状にしたものがほとんどです。
また、アンテナ本体の受信能力が低いため、ドームの中にVHF/UHFの増幅器を内臓しています。

長所

  • 電波の制御がしやすく高度な映像表現
  • 帯域内の有効利用による多チャンネル化

短所

  • 送信出力がアナログ放送の1/10の電力
  • UHF帯の特性から障害となる地形や建物によって電波が遮断されてしまうと受信不良となる

このように送信出力が小さく、電波の到達距離が短くなる地上デジタル放送を海上で補足するには、アンテナ自体の持つ能力を高めるしかありません。
そこで「Marine Digital EGG」は、スリット方式とダブルループ方式、両方の要素をプラスして作られました。ダブルループ方式は地デジ放送の送信アンテナとしても採用されている方式です。

また鳥によるふん害を受けにくい形状だともお客様の間では評判です。

当社ではアンテナの設置・取り付け工事からその後のサポートまで長年の実績があり、幅広く対応しております。船舶のアンテナをお探しの場合は、是非一度お問い合わせください。